全国の読者に注文先を示したいなら流通を考える

読者が各地にいて、著者に住所を知らせずに注文したい人もいるブログでは、書店やAmazonで買えることが便利さにつながります。旅行、趣味、暮らしの工夫など、ブログを知らない人にも読んでほしいテーマなら、書店で本を見つけてもらいたいという目的も考えられます。

たとえば、各地のブログ友に読んでほしい旅行記なら、発売記事から共通の注文先へ案内する方法が合います。ただし、流通の仕組みを用意することと、読者が実際に注文することは別です。テーマや目次を伝える告知は、流通を依頼しても著者が続ける必要があります。

配る相手が決まっている本には手渡しが合う

育児の記録を家族に渡す、同じ趣味の仲間に記念として贈るなど、届ける相手が具体的なら、流通を付けない方法もあります。自宅に届いた本を手渡したり、必要な相手に送ったりするほうが、目的と部数を合わせやすい場合があります。

一部の読者から希望があるだけの段階で、書店に並べるために部数を増やす必要はありません。まず購入希望と贈呈分を分けて数えます。全国の人に届けたいという理由があっても、自分で注文を受けて発送できるなら、その手間と流通費用を比べる選び方もできます。

運営会社は200部からで4コースを案内している

お手軽出版ドットコムでは、書店流通は200部からで、希望に合わせた4コースがあります。ブログ本の制作自体は10部からですが、少部数で印刷できることと、書店流通に対応する条件は区別します。コースの内容と、希望する販売先に対応するかを見積もり時に確認してください。

確認する条件運営会社の公開案内ブログ本で決めること
部数書店流通は200部から予約と配布分を含めて必要か
コース希望に合わせた4コース店頭での出会いと注文窓口のどちらを重視するか
委託配本書店へ販売を委託する方法売れ残る可能性も含めて検討する
精算6ヶ月ごとすぐに売上を受け取る計画にしない
流通保障初版発行後2年期間後の在庫と継続条件を確認する

各コースの制度や契約条件の読み方は、自費出版ガイドの流通記事へ進んでください。ここでは、ブログ読者がどう注文するかという目的から、必要な仕組みを選ぶことを重視します。

委託配本は配られた分がすべて売れた意味ではない

委託配本は、本を預けて販売してもらう仕組みです。印刷した部数、書店などに出た部数、読者に実際に売れた部数を分けて考えます。書店へ本が届いても、そのすべてが購入されるとは限らず、売れなければ返品されることもあります。

また、書店で注文できる状態と、どの店でも常に棚に置かれている状態は同じではありません。ブログで「近くの書店にあります」と一律に告知せず、取り寄せの案内やオンラインの注文先を確かめて伝えましょう。特定の地域で紹介したい場合は、配本についてどのような希望を伝えられるかを担当者に尋ねます。

売上は実売と精算時期を見て受け取る

運営会社の公開条件では、6ヶ月ごとに、実売部数×定価の50%を支払う案内です。支払額が5,000円未満の場合は次回へ繰り越されます。印刷した本がすべて売れた前提で出版費用を回収できると計算せず、実売を確認して受け取るものとして考えます。

たとえば完成後すぐにブログで注文を案内しても、注文が入った都度、その代金が著者に届く仕組みではありません。生活の支払いに使う予定を先に立てるより、精算資料で対象期間と実売を確認します。返品などがある場合の集計方法や手元の在庫との関係も、契約時に説明を受けてください。

発売の告知と保障期間後の在庫まで計画する

運営会社の目安では、本の完成から約1ヶ月で全国の書店・オンライン書店のデータベースに反映されます。家に本が届いた日に、必ずAmazonで注文できるわけではありません。制作中は予定として知らせ、注文先を実際に確認してから発売の案内を出します。

流通を保障する期間は初版発行後2年です。これは売れることや常時店頭に並ぶことの保証とは分けて理解しましょう。期間後に継続できるか、残った本をどう扱うかは申込み前に確かめます。贈呈用に著者が受け取る分と、流通に預ける分も混同しないよう記録します。

見積もりでは、読者の住む地域、購入希望の状況、店頭で見つけてほしい理由を伝えます。流通を付ける場合も、読者への告知と必要部数を合わせて考えると、制作後に何をするかまで具体的になります。